2012年05月11日
筋肉雑学

私は、
筋肉とか骨格の話が、
大好きです

「舞踊解剖学」という分野に出逢ったとき、
私は20歳くらいでした。
衝撃でしたねー

こんなに奥深い学問があったんだ、って。
あっという間に吸い込まれていきました。
部位でいうと
やっぱり「脚」と「足」に
最も興味があります。
みなさん、スーパーで売ってるお肉を想像してみてね。
お肉には
白い部分と赤い部分がありますね。
私たち筋肉も同じです。
白い部分は「瞬発力」
赤い部分は「持久力」
大雑把に言うと、
こんな役割を担ってます。
バレエしてると、
「私、アダージオは好きだけど、アレグロ嫌い

「アレグロ大好き

いろんなタイプの人がいます。
私は生徒たちを見て、
プリエをした瞬間、
どちらのタイプかわかります

アダージオが好きなあなたは、
赤い筋肉の割合が多いですね。
アレグロ好きなあなたは、
部分的に、白い割合が多いのです。
本当は、
どちらも同じくらい、変わりなくっていうのが理想だけどね。
得意・不得意は誰にでもあります。
それを均等に整えていくのがレッスンです。
筋肉の質は、努力で変えられます。
でも骨格は、
骨そのものを意識的に太くしたり細くしたりすることはできません。
関節の付き方も、浅いとか深いというのも変えられません。
でも、
骨格のアライメント(配列)は、意識的に整えることができます。
アライメントが整うと
その周りの筋肉の付き方も変わってきます。
骨や筋肉は
実際に見たり触ったりすることができない部分だけど
感じることはできますね。
ストレッチはわかりやすいね。
「今どこが伸びているか、ちゃんと感じて」って
レッスンではいつも言ってますが
「ターゲットマッスル」がわからないと
ストレッチどころか
ただのラジオ体操で終わってしまいます

先生は、ラジオ体操を甘く見てるわけじゃないですよ。
ラジオ体操だって、
本気でやれば
立派なエクササイズです

「本気でやれば」 ですよ(笑)。
本気でラジオ体操したことある人は
日本に何人いるんでしょう・・・

動きそのものが持つ
意味や目的が解った時、
動きの質は上がります

バレエでも
ラジオ体操でもね
